小学3年生でも読めた!『かがみの孤城』を読んで変わったこと

子育て

辻村深月さんの著書『かがみの孤城』。小学3年生の長女が、学校の図書館から借りて来ました。

わたしも辻村深月さんの著書はいくつも読んでいて、『凍りのくじら』や『冷たい校舎の時は止まる』など記憶に残る良本を書く作家さんだと思っています。好きな作家さんの一人。ですが、ここ10年程実用書を読む方にシフトしてしまって小説から遠ざかっていたため、近年の作品はタイトルだけ知ってるような感じ。(情けないことに…)

「え、辻村深月だよ?これ、大人向けの本でしょ?読めそう?」と聞けば、「え、全然大丈夫だよ!もう上巻の半分読んだ!面白いよ!」とのこと…そして本当にあっという間に読み切ってしまいました。

今日は、小学3年生が『かがみの孤城』を読んで起こった良い変化についてまとめました!

かがみの孤城ってどんな本?

ネタバレにならない程度にざっくり説明しますね!

人間関係で悩み不登校になっている主人公の女子中学生が、不思議な力で鏡の向こう側の世界にある城(断崖絶壁でまわりは海)で、似たような境遇の中学生6人と出会う。

オオカミの仮面をつけた女の子(オオカミさま)は「城のどこかにある鍵を見つけた者にはどんな願いでも叶えてもらえる」という。

オオカミさまの正体は?鍵のありかは?のミステリー要素あり。タイムリミットの1年間で、7人が仲良くなったり言い争ったりする話(ざっくり)…です。

本屋大賞受賞作でもあり文句なしに面白い一冊!

かがみの孤城には一般書版と児童書版がある!

『かがみの孤城』はポプラ社から一般書として発行されています。わたしが知っていたのは、こちらの一般書。

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で、今回調べて知ったのは、同じくポプラ社からヤングアダルト向けに児童書版も発行されていたことです。


出版者の公式サイトによれば、こちらの児童書版は漢字には全てフリガナつき(総ルビ)で、挿絵も多くあり、巻頭には人物紹介もついていました!対象年齢は小学3年生〜となっていました。

文字だけの本に抵抗がある場合は、児童書版の方がいいかもしれませんね!(ただ、我が家の長女が読んだのは一般書版でした。一般書版を読んで良かった点は次のとおりです)

元々は一般書なので、大人が読んでも充分に楽しめる本ですし、不登校の中学生たちがメインキャラクターなので小学生・中学生にも読んでもらいたい内容だと思います。

文庫を購入でモチベーションアップ

長女が図書館から借りてきたのは、一般書版の文庫本!


長女が「すごく面白いよ!」と言うので、夫が即Amazonで上下巻ポチりました。

図書館から借りてきてるんだから買う必要ないのでは?と思ったのですが、結果的に買って良かったと思います!気に入った本、しかも記念すべき初一般書の文庫本デビューの作品なので、手元に残しておける方がいいよね。

読み切ってからしばらく経ちますが、時々パラパラしています。読み切ったことにより、自信もついて読書モチベーションのアップになっていると思います!

読み切った後はAmazon Primeで映画を観るご褒美

ご褒美というほどのことはないのですが、読み終わった後に「映画もあるの?みたーい」と言うので、調べるとちょうどAmazon Primeで無料で観ることができたので一緒に観ました。

わたしは小説を読んでいないので、完全に初見。いい作品でしたね…だって辻村深月だものね、知ってた…

5歳の次女も一緒に観たのですが、こちらも怖がったりすることなく問題なく観れていました。(面白かったらしく、「もう一回見たい」と次女も一緒に何度か観ましたよ)

ちょっとネタバレになりますが、性的なシーンが一部あるのですが、個人的には問題ないレベルかな、と思います。

映画を観た後は、もう一度小説を読み返していました。そして映画と小説の違う点など、わたしに解説してくれました!

ちゃんと小説を理解できていたことが確認できました!

自信をつけて次に借りて帰ってきたのは『成瀬は天下を取りにいく』

『かがみの孤城』で、大人が読むような文庫本デビューを果たした長女(小3)。

よほど自信になったのでしょう、次に学校の図書館から借りて帰ってきたのはなんと2024年の本屋大賞『成瀬は天下を取りにいく』でした。

「お母さん、これうちにあったっけ?」と長女。あるある、あるよ!続編もあるよ!

去年読んだ本で、いや近年読んだ本の中で1番好きな作品だったので興奮

少し気になったのは、長女が1・2年生の頃、学校の図書館でちょっと文字数の多い、漢字も難しめの本を借りようとすると司書さんに止められることがあったと言っていたこと。「今回、この本を選んで司書さんは何も言わなかったの?」と聞いたところ、「6年生とかが借りる本だけど大丈夫?とは言われた」とのことでした。

6年生が読めるレベルなのか、とそこにもまず驚きましたね。なにせ、わたしが去年読んだ本だったので、面白かったけど漢字にほとんどフリガナがないから、中学生くらいになったらオススメしたいな〜と思っていたんです。

まだ読み始めなので、本当に挫折せずに読めるのか、ハラハラドキドキ見守っています。笑

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『成瀬は〜』が読めるようになったら、もう大体の大衆小説は読めちゃいますよね? 辻村深月さんの他の作品や、米澤穂信の古典部シリーズとか選択の幅が広がるので、わたしの方が嬉しくなってしまって。これからたくさんの面白かった作品に娘が出会っていくのか〜と感慨深いです。

かがみの孤城の前に読んでいた本は?

ご参考までに、長女のざっくり読書歴です

ざっくり読書記録
  • 年長〜1年生 わかったさん・こまったさんシリーズ、ルルとララシリーズ
  • 2年生 マジックツリーハウスシリーズ,ハリーポッターシリーズ
  • 3年生 怪盗ルパンシリーズ,黒魔女さんシリーズ

やっぱり、ハリーポッターシリーズを読んだことが大きな分岐点だったのかなぁと思います!

子供達には読書家になって欲しいので、ヨンデミーの本を参考に、「すごいね、読書家だね〜!」と本を読んでる時に何度も言うようにしています(笑)

ヨンデミーの本


まとめ

かがみの孤城を読み切ったことで、読書への自信がより強固になりました!

現在は『成瀬は天下を取りにいく』に挑戦中です。こちらも見事に読み切ったらレポートします!

映画もオススメです!本を読んでからぜひ!