最近長女(小4)がはまっているのが『天久鷹央の推理カルテ』のシリーズです。2025年1月にアニメ化、2025年4月から橋本環奈さん主演でドラマ化もされていました。
今回は、天久鷹央シリーズは小学生でも読めるか?ジュニア版と一般書版の違いは?についてまとめました。

小学生のお子さんに読めるかな?と気になっている方の参考になれば嬉しいです!
これまでの読書遍歴
これまでの読書遍歴は簡単にこんな感じ
こちらの記事もご参照ください
「天久鷹央」シリーズとは?
「天久鷹央」シリーズは医師で作家の知念実希人氏さんによる医療系ミステリー小説です。
天久鷹央は、27歳にして天医会総合病院の統括診断部部長を勤める、超人的知力と記憶力を持った天才ドクターです。その鷹央の知力と記憶力で、原因不明の難病を診断したり、時には難事件を解決したり…というお話。統括診断部に赴任してきた内科医の小鳥遊(あだ名は小鳥)の視点で物語が語られます。
元々は新潮文庫nexというレーベルから発行されていましたが、途中から実業之日本社文庫に変わっています。新潮文庫nexってはじめて聞いたぞ…と調べてみると、「キャラクターの魅力と小説ならではの深い感動。その両方が味わえる新潮文庫nex」ということで…
ライトノベルに近いけどライトノベルではない小説ということかな、と思いました。実際読んでみると、文章が軽やかで、良い意味でコミカルで漫画的な展開でとても読みやすいです。
実際ドラマやアニメとメディアミックスされているだけあって、キャラクターが魅力的です。
小説の表紙は『涼宮ハルヒの憂鬱』シリーズで有名ないとうのいぢさんのイラストで、それもあって天久鷹央はなんとなく涼宮ハルヒに似ていますね。
ジュニア版と一般書版の違いは?
ジュニア版は総ルビ・挿絵あり
長女が最初に手に取ったのは、こちら『天久鷹央の推理カルテ ジュニア版 カッパの秘密とナゾの池』でした。
ジュニア版は総ルビで読みやすく、かわいい挿絵も入っているので小学校高学年なら問題なく読めると思います。
ジュニア版は今のところ1冊だけ
このジュニア版が面白かった!ということなので、続きを買おうと思ったらジュニア版は現時点(2025年9月)ではこの一冊だけでした。
せっかく面白いと思えるシリーズに出会ったのでここで諦めるのはもったいない!読めるかしら…と一般書版『天久鷹央の推理カルテ』を試しに一冊買ってみました。
この『天久鷹央の推理カルテ』の中の「泡」というエピソードが、ジュニア版の「カッパの秘密とナゾの池」になります。
ジュニア版と違いルビはほとんどなく、大人が読む本そのものですが、小四の長女は問題なく読めているようです。(漢字をすべて正確に読んでいる訳ではないでしょうが、最後まで通読できていればOK)
一般書版は大人向け表現ありのため注意
今回紹介するにあたり、親であるわたしもこの『天久鷹央の推理カルテ』の「泡」を読んでみたところ、「性行為」という単語が普通に出てきました。
この辺りジュニア版ではどうなっているのか確認したところ、「いちゃいちゃ」という単語に置き換えられていました。違和感のない修正ですね。
「泡」以降のエピソードでは、高校生の妊娠・堕胎・想像妊娠のエピソードもあるので子どもが読むのが気になる人には気になるかも。いやらしさはありませんが。
我が家としては、本から色々な知識や情報や言い回しなんかを身につけてもらえたらいいなと考えているので、特に問題ないと判断しました。
まとめ
天久鷹央シリーズは小学生向けに書かれたものではないので、小学生が読む場合には、まずはジュニア版の『天久鷹央の推理カルテ ジュニア版 カッパの秘密とナゾの池』で様子を見るといいのではないかなと思います!
導入をジュニア版で読めると、その後のお話も一般書で読むことも抵抗が小さくなるんじゃないかな。一般書を1冊読めると、自信にも繋がりますね!
ジュニア版は気に入ったけど一般書を読むにははまだ早いかも…という場合には、知念実希人さんの児童向け作品もいいと思います。(天久鷹央に比べると内容は幼いですが…)
小4の長女は夏休み中に天久鷹央シリーズを3冊読み、気に入っているようなのでこのままシリーズ読破してほしいな。

アニメとドラマも見たいな〜