先日、長女が漢字検定7級を受験しました。現在結果待ちです。(追記: 合格しました!)
漢字検定を受けるのはこれで2回目。小学生低学年で漢字検定を受けるには、親の協力が不可欠だなぁと感じます。
漢字の先取り学習と、漢字検定受験に至るまでにやったことをまとめました。
漢字検定についての基礎知識
漢字検定は年に3回実施されています。
- 第1回 6月中旬
- 第2回 10月中旬
- 第3回 2月中旬
また10級(1年生相当)〜1級(大学・一般程度)の全12級に分かれていて、級によって問題数・点数・受験時間・受験料が異なります。
個人申込の他に、学校単位で申し込む団体受験があります。団体受験は受験料が少し安いのが特徴です。あと受験会場が近いのもメリットですね!
申込期間や正確な試験日、受験料等については漢字検定公式ページで確認してください。
これまでの受験の経過
長女の受験経過は以下の通り
- 1年生2月団体受験 9級(2年生相当) →合格(149/150)
- 2年生夏(自宅・模試) 8級(3年生相当)→合格相当(80%オーバー)
- 2年生2月団体受験 7級(4年生相当) →結果待ち(追記: 合格 182/200)
1年生の冬に9級(2年生相当)を受験した理由
長女は過去2回とも自分の学年より上の学年の級を受験しています。理由は次の通りです。
既に合格レベルだったから
漢字検定公式ページで過去問を見ることができます。10級を本人にやらせて見たところ、満点ではなかったものの合格レベルでした。
受験予定日まで4ヶ月ほど時間があったので、2年生の漢字を勉強してみようか、となりました。
勉強習慣をつけるため
現在は公文に通っているのですが、当時は家での学習は学校の宿題とわたしが与えた市販のドリルのみ。
宿題に+αでドリルをそれなりに毎日やってはいましたが、拘束力がないので、しない日もありました。
漢字検定合格という目標を立てて計画的に毎日勉強する習慣をつけてほしいな、と思いました。
テストを受験する経験を得るため
もちろん学校でテストを受けているのですが、中学校以降の定期試験と比べて小学校のテストは良くも悪くも緊張感がないですよね。(私自身の遥か昔の記憶では…)
決まった日時に試験用紙が配られて、始め!の号令とともに試験用紙をめくって試験を受けるあの感じ
あれを早くから経験するのは悪いことじゃないな、と思いました。
大事な試験の時に初めてのことで緊張しないように、経験を積んでおくことも必要だと思います。
先取り学習で自己肯定感を高めるため
漢字に関しては、先取り学習が可能です。はっきり言ってしまえば覚えるだけなので、英語や算数よりも先取り学習がしやすい分野です。
自分の学年よりも先行して学習することで、「自分ってすごい!」と自己肯定感が高まることを期待しました。
読める漢字が増えるので読書習慣との相乗効果もありました!
2年生の春〜夏は8級(3年生相当)を自宅学習
家で模擬試験をして合格ボーダー以上で合格と見なすことにした
1年生の2月に9級を合格した後、そのまま引き続き3年生の漢字の先取り学習を開始しました。
夏か秋に個人申込で受験することを考えていましたが、本人があまり乗り気でなく…
本人がやりたくないのに無理にさせても何も良いことがない。
また会場が少し遠くなることもあり、受験は諦め、家で模試をやって合格レベルに達したら「みなし合格」(笑)とすることにしました。
普段と違う環境で試験を受ける経験もしてほしいな〜と思っていたのですが…これはまた別の機会で。
2年生の夏〜冬は7級(4年生相当)対策
7月ごろから2学年先取りで4年生の漢字の学習を開始しました。
11月ごろに学校から団体受験の申し込みのアナウンスがあり、本人に受けるか確認したら「受けたい」とのことだったので申し込みました。
そして2月に受験しました。2週間前にインフルエンザになったりしてヒヤヒヤしました〜
手応えはどうだったか聞いたところ「3つ書きが分からなかった」とのこと。
(多分合格できてるんじゃないかなぁ…)
小学校低学年の漢検対策
ここからは行った漢検対策を具体的に紹介します。
①まずは対象の漢字を一通り学習(試験日の4〜2ヶ月前)
9級であれば2年生の漢字を、8級であれば3年生の漢字を学習します。
級が上がると、前の級の漢字も対象に含まれているので、下の学年から順に勉強していく必要があります。
9級対策では「いちまる」を使いました。小学校低学年にはとっつきやすく、人気があるみたいですね!
8級・7級対策では「となえてかく漢字練習ノート」を使いました。
書き順問題がかなり厄介で、書き順対策目当てでこちらにしたのですが、大判で書き込みやすいノートタイプで使い勝手が良かったです!
②問題集(試験日の3ヶ月前〜)
①対象の漢字の学習が一巡したら、問題集を始めました。
国語ノート(12マス)を一冊用意して、ノートに答えを書かせました。間違えた漢字も同じノートに練習します。直前期は問題集に直接書き込ませてました。
定期的にそのノートを振り返って、わたしがピンポイントで出題しました。
問題集は内容はどれも大差ないので、低学年のうちは開きやすさ・書き込みやすさで選ぶと良いんじゃないでしょうか。
③本番形式で過去問(試験日の2ヶ月前〜)
試験日の2ヶ月〜1ヶ月前から、週末に1回本番形式でやります。もちろん時間を測って、可能ならば個室でひとりで。
過去問は他にも収録回数が多い過去問題集もありますが、わたしは断然こっちの「実物大過去問」をお勧めします。これ、低学年での受験では必須だと思います!!
こちらは冊子からピリピリと切り離して、本番と同じ状態を体験することができるので、初受験前にはこれで練習しておきたいところ。
名前をどこに書いて、裏にも問題があって…と、意外と初めての時は戸惑うと思うんですよ。
長女は9級・8級・7級、全てこの過去問にしました。
10〜8級は問題の横に直接答えを書きこむ形式ですが、7級からは問題用紙と回答用紙が別。本番と同じ形式で練習しておいて良かったと思います。
あと収録回数の多い過去問題集は、時間的にこんなにできないだろうな…と思いました。週に1回分くらいしかできないので…
2年生に7級(4年生相当)の漢字は難しい?
一部聞いたこともない知らない単語が出てくるので、簡単ではありませんでした。
ほんの一例ですが、「直径」という言葉、4年生なら「直径」や「半径」は算数の授業で習うと思いますが、2年生にはなんじゃそりゃですよね。言葉の説明が必要です。
同音異義語についても、「感心」と「関心」など前後の文脈での使用方法と合わせて説明が必要でした。
読書を普段からしていれば、読みに関してはほとんど問題がありません。前後の文脈で読めちゃうので。
【読めるけど書けない】を繰り返し練習していくことが必要だと思いました。
試験対策は親の協力が不可欠
長女が一人で勝手に学習し、テストし、丸つけして、意味のわからない言葉は辞書で調べられれば理想的なのですが、そこは2年生なのでまだまだできません。
「今日の漢字やろうか」と毎日声かけが必要ですし
「今日から週末はテストね」「試験まであと○日だよ!」とスケジューリングもしてあげる必要がありますし
間違えた漢字をノートにまとめて復習ができるようにしてあげたり
わかっていなさそうな単語については例文を作って説明します。
これを繰り返していって、いつか自力で色々できるようになってくれると…いいな…笑
できる範囲で協力してあげたいですね!
今後どうするか?
本試験は年に1回の学校での団体受験(2月)のみにしようと考えています。(団体受験は試験会場に連れて行く手間もなく、親の負担が少なく楽ですしね)
まだ7級の結果は返ってきていませんが、ゆるゆると6級(5年生相当)の勉強を始めたところです。
5年生の漢字は193字。現時点で読みは音・訓どちらかが分かる漢字は8割くらいだったので、読みは問題なさそう。6〜7月ごろに家で模試をやって合格ボーダー以上になることが当面の目標かな?と長女と決めました。
来年の2月(3年生)に6級を受けるのか、または5級(6年生相当)を受けれるのかは現時点では分かりません。本人のやる気次第ですしね。3年生で6年生レベルの語彙が理解できるか、が一番の課題だと感じています。
読める漢字が増えると、読める本がぐっと増え、さらに理解力が向上するのは間違いないので、引き続き応援していきたいと思います!(声かけ頑張ろう!)